宮城県工業高等学校ダイアリー

2018年1月10日(水)   全校集会 校長あいさつ要旨

新年あけましておめでとうございます。
昨年度は、全国レベルで表彰されるなど輝かしい成果を残し心からうれしく思います。皆さんは、気持ち新たにスタートをきることができましたでしょうか。
正月は、すす払いで周囲とともに心を清め、歳神様を迎える儀式です。ここで大切な事は、新たな気持ちのスタートを切る環境作りにあります。2018年の干支は、「戊戌」であり、「つちのえいぬ」または「ぼじゅつ」と読みます。今年は、私自身の干支であり、これまでの生き方を振り返り、心に新たにスタートし感動おおき年にしたいと考えています。
さて、時代は、大きな変化を迎えようとしています。今年は、グローバルな視点に立った教育展開を行い、高い専門性に加えて、幅広い教養と自信ある行動ができる力の育成を考えています。
そこで、新たな学校生活を始めにあたり、心のコントロールのヒントとして行動経済学の話をしたいと思います。昨年のノーベル経済学賞は、「行動経済学」の権威であるシカゴ大学のリチャード・セイラー教授が受賞しました。私たちは、直感的思考と論理的思考、二つのシステムで意思決定を行っています。直感的思考(潜在意識・感覚)は、思考・行動・選択に予想以上大きく影響を与えています。これらを総合的に考えると周りの環境は、すべての行動・結果に大きく関係しているといえます。新たな歩みを始めるにあたり、笑顔、元気な挨拶などより良い環境にづくりに努めていきましょう。
皆さんと共に新しい年を一緒に迎えられたことに感謝したいと思います。今年一年、多くの「感動」心動く機会が多くなることを願い年はじめの講話とします。